30代後半、小学1年生の子どもを育てながら職業訓練に通った元広報担当のMayoです。
前職では広報として社内報の制作を任されていました。一応、独学でIllustratorやPhotoshopを触ってはいたものの、常に「これで合っているのかな?」という不安が拭えませんでした。プロに教わったわけではないので、自分の作ったデザインの「正解」がわからず、自信を持って「使えます!」と言えないもどかしさを抱えていたのです。
サムネイルをもっと上手に作れたらいいのに。誌面のデザインをありきたりなものじゃなくしたい。社内ポスターをもっとプロの感じに仕上げたい。など、思っていた私が、一念発起して退職。
「職業訓練のWEBデザインコース」に飛び込んだ体験談をお届けします。「職業訓練 WEBデザイン」で検索して、迷ったり不安になったりしている方の参考になれば幸いです。
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職業訓練でWEBデザインを学ぶのは意味がない?不安を抱えていた私が出した答え
WEBデザインに興味を持って調べてみると、ネット上にはネガティブな言葉も散見されます。「職業訓練 WEBデザイン」と検索して、「意味がない」といった意見を目にし、不安になる方も多いのではないでしょうか。私自身も、30代後半という年齢や、育児との両立を考えると、新しい挑戦に二の足を踏みそうになった時期がありました。
しかし、半年間のカリキュラムを終え、はっきりと言えるのは、通って本当によかったということです。独学で暗中模索していた頃には決して得られなかった経験と、何物にも代えがたい財産を手に入れることができました。
私の体感として、「意味がない」と言われる理由の一つに、短期間でプロのトップデザイナーになれるわけではない、という現実があるかもしれません。確かに半年間で神業のようなデザインができるようになるのは難しいですが、基礎を体系的に学ぶ場としては、これ以上ない環境です。何より、同じ目標を持つ仲間の存在や、プロの講師から直接「正解」を教わることができる安心感は、独学では絶対に得られません。通信ではなく、通学にしたからこそ得られたものでもあったと思います。
育児と勉強の並行は大変でしたが、先生方の支えがあったからこそ、自信を持って次の一歩を踏み出すことができました。
卒業後の新しい働き方!人脈が広がることで得られた一生モノの財産
職業訓練に通う大きなメリットは、技術習得だけではなく「人脈」が広がることです。私は卒業後、先生の経営するWEB会社でWEBディレクターとして学ばせていただいた後、個人事業主として独立しました。未経験からフリーランスになるのは勇気がいりましたが、在学中に築いたご縁が大きな支えとなりました。
実は今でも、当時の学校の先生が経営されているWEB制作会社から、お仕事をいただいています。前職の広報とは全く違う働き方ですが、これまでの経験を活かしながらの働き方をさせていただいており、こうしたチャンスに恵まれたことに心から感謝しています。
また、学校を通じて地元にどのようなWEB関連の会社があるのかを知れたことも、大きな収穫でした。自分一人で家で勉強していたら、こうした業界の繋がりや仕事の広がりは、まず得られなかったでしょう。30代からのキャリアチェンジにおいて、技術以上に「誰と繋がっているか」という信頼のネットワークは、その後の仕事の質を大きく左右する重要な財産になると思います。AIは仕事をしてくれますが、仕事をする相手は人です。相手がいる、というところではどんな仕事も変わりないということを改めて実感しました。
IllustratorやPhotoshopを武器に!幅広い学びで手に入れた客観的なスキルと自信
私の通ったコースでは、Illustrator、Photoshop、Premiere Proといったツールの基礎をしっかりと学びました。独学時代はツールの使い方が自己流で、いつも「もっと効率的な方法があるはずなのに」とストレスを感じていましたが、基礎から順を追って学ぶことで、ようやく自分の手足のように道具を扱える感覚が持てるようになりました。
さらに、デザインソフトだけでなく、プレゼンテーションスキルやCanvaの活用法、ホームページ制作における運用管理など、実務に直結する幅広い内容を学ぶことができました。特にIllustrator技能検定エキスパートに挑戦したことは、自分にとって大きな転機となりました。
実務で資格が絶対に必要かと言われれば、そうではないかもしれません。しかし、先生から「実績がない人を採用する場合、何を信じればいいかわからない。資格はその人の努力や基礎力を証明する安心材料になる」というお話を伺い、深く納得しました。何より、試験に合格したことで「私はこれだけのことができる」という客観的な自信を持つことができました。WEBデザインスクールに通う前に、「自分のデザインに自信が持てない」という劣等感から、ようやく解放されたような気がしました。
現代の必須スキル!AIやCanvaを使いこなすことで仕事の質が劇的に変化
今の時代のWEBデザイン学習において、最新ツールの活用は避けて通れません。授業では、マーケティングの視点からAIの使い方やプロンプト(指示文)の書き方を学びました。それまではAIという言葉は知っていても、どう業務に活かせばいいのか分かりませんでしたが、授業を通じてどんどん慣れていくことができました。
今では、プロンプトを工夫して営業提案書をつくったり、情報の整理に活用したり、思考が止まってしまう時にアイデア出しを助けてもらったり、あらゆる場面でAIを使いこなしています。もちろん、AIはあくまで「手段」ですが、これを知っているだけで仕事のスピードと質が格段に上がりました。
独学で四苦八苦していた頃の自分に「こうすればもっと楽にできるよ」と教えてあげたいくらいです。最新のテクノロジーを怖がらずに自分の味方にする術を学べたことは、これからの時代を生き抜く強力な武器になりました。
青春をもう一度!年齢や前職を超えた仲間との出会いが支えに
通学制の職業訓練で得た一番の宝物は、社会人になってから心から許せる友達ができたことです。クラスメイトの経歴はバラバラで、営業、工場勤務、医療従事者、美容関係、製菓関係など、普段の生活では出会えないような方ばかりでした。年代も幅広かったですが、「WEBデザインを学ぶ」という共通の目的があるため、価値観が似ていてすぐに意気投合しました。
試験に向けて放課後にみんなで練習したり、定期試験の問題を出し合って勉強したりした時間は、まさに「大人の青春」でした。お互いの作品を見せ合い、「ここをこうしたらもっと良くなるかも!」と意見を出し合った時間は、とても充実していました。
小学1年生の子どもを育てながらの通学は体力的に厳しい日もありましたが、「学校に行くのが楽しい!」という気持ちが私を突き動かしてくれました。大人になってから、こんなに純粋に学びを楽しめる時間が過ごせるとは思っていませんでした。毎日が刺激的で、学校へ行くのが楽しみで仕方がなかったあの時間は、今の私の心の支えになっています。
WEBデザインを学んだ先に広がる無限の可能性!「センスはつくれる」という希望
さて、半年間じっくり学んだ結果、私がいわゆるWEBデザイナーという専門職としてバリバリ働いているかというと、実はそうではありません。正直なところ、デザインの世界は奥深く、学んですぐに魔法のように完璧な作品が作れるようになるわけではない、という「プロの厳しさ」を肌で感じたからです。ですが、このHPを自分でつくり、発信するぐらいはできるようになりました!
これを聞いて「やっぱり、未経験からは無理なの?」と不安にならないでください。
むしろ逆です。在学中に先生がおっしゃった「センスはつくれる」という言葉が、今でも私の挑戦を支えてくれています。
センスとは、生まれ持った才能ではありません。色の組み合わせを知り、フォントの役割を理解し、適切な余白の取り方を学ぶ。そうした知識の引き出しを一つずつ増やし、基礎の上に「らしさ」を積み重ねていくことで、オリジナリティは誰にでも磨いていけるものなのです。
もし「自分にはセンスがないから、WEBデザイナーにはなれない」と諦めようとしている方がいたら、それは本当にもったいないことです。学んだ基礎を土台にして、コツコツとスキルを磨き、相手の要望を汲み取る「傾聴力」を鍛えていけば、プロへの道は必ず開けると信じています。私自身、実際に現場の話をたくさん聴けたことで、「今の自分に足りないもの」と「これから磨くべき順序」が明確になりました。これは独学では絶対に得られなかった、プロへの最短ルートを知るための大きな収穫です。
もちろん、デザイナーという肩書きだけがゴールではありません。
学んだことで得られた視野の広さは、あらゆる場面で生きています。たとえ事務や総務の仕事をしていても、「SNSの運用ができます」「採用ページをCanvaで整えられます」「HPの管理やチラシ、名刺の内製ができます」と言える人材は、今の時代、どの企業からも熱望されています。
「WEBデザイナーとして第一線で活躍したい」という強い熱意がある人も、「今のスキルにデザインを掛け合わせて、仕事の幅を広げたい」という人も、職業訓練に通う価値は等しく、そして非常に高いものです。先生方から伺ったWEB業界のリアルな実務の話は、これからの私のキャリアにおいて、揺るぎない指針となりました。
デザインを学んだ経験は、あなたがどの道を選んだとしても、これからの人生を必ず力強く支えてくれるはずです。
社内報の担当だったからこそ、わかる悩みがあります。
社内報担当だったからこそ、ひとりで悩む気持ちがわかります。
ネタ不足、原稿回収、読まれない不安…。
まずは今の状況をお聞かせください。

