読まれる社内報は「見た目」が9割?プロが教えるレイアウト5つのコツと事例集
社内報の制作を担当している皆さん、こんにちは。毎日、ネタ探しから取材、原稿作成まで本当にお疲れ様です。社内報は、会社の理念を浸透させたり、社員同士のコミュニケーションを活発にしたりと、非常に大切な役割を担っていますよね。
しかし、一生懸命作った記事が「なかなか読まれていない気がする」と悩んでしまうことはありませんか? 実は、読者が社内報を手にした瞬間に目に飛び込んでくるのは、記事の内容そのものよりも「レイアウトやデザイン」です。パッと見て「面白そう!」「読みやすそう!」と思ってもらえるかどうかが、その後の閲読率を左右すると言っても過言ではありません。
今回は、特に紙の社内報にスポットを当てて、読まれる誌面を作るためのレイアウトのコツを、先輩社員からのアドバイスのような形でお伝えしていきます。内製で頑張っている方も、プロに外注している方も、今日から使えるヒントがきっと見つかるはずですよ。
理想のレイアウトへの第一歩は「手書きラフ」から
社内報のレイアウトを考えるとき、いきなりパソコンに向かっていませんか? 実は、イメージ通りの誌面を作るための最大のカギは、手書きの「ラフ画」にあるんです。私自身も、初めに上司から「好きな記事を見つけたら、ラフ画でまねをしなさいね」と言われたのをはっきりと覚えています。
ラフ画とは、いわば誌面の設計図です。「どこにタイトルを置き、どのくらいの大きさで写真を載せ、本文をどこに流し込むか」。これをおおまかに図にするだけで、制作効率は劇的に上がります。
内製している場合は、全体のバランスや項目の漏れに早い段階で気づくことができます。また、外注さんに頼んでいる場合も、このラフ画があることで、言葉だけでは伝わりにくい「こんな雰囲気のページにしたい」という意図を、デザイナーさんと正確に共有できるのです。ラフを書くときは、メインとなる要素から順に配置していきましょう。完璧である必要はありません。キーワードや簡単な図形(〇、△、□など)で記すだけで優先順位が見えてき、伝えたいことが整理されていきますよ。

たちえばものすごく簡易的なラフがですが、どこにグラフおいたり、写真を入れたり、見出しを入れたりしたいかはわかりますよね?だれかの話の特集を出したいんだな、というような頭の中のイメージが伝わればOKです。そうすれば、だんだんと掲載できる文字数だったり、写真にはどんなイメージが欲しいかなど、具体的な方向性が見えてきます。
レイアウトを作るときに大切にしたい5つのポイント
見やすいレイアウトには、共通する基本のセオリーがあります。これらを意識するだけで、誌面のクオリティはグッと向上します。
①視線の流れを意識する
人は無意識のうちに決まったパターンで視線を動かしています。横書きなら左上から右下へ動く「Z型」、縦書きなら右上から左下へ動く「N型」が一般的です。一番伝えたい重要なメッセージや目を引く写真は、この視線のスタート地点に配置するのが効果的です。
②書きたい情報を抑えて「余白」を意識する
誌面に情報を詰め込みすぎて、文字だらけになっていませんか? ぎっしり詰まった誌面は、読者に圧迫感を与え、読む気を削いでしまいます。適度な余白は、誌面にメリハリをつけ、注目してほしいポイントへ視線を誘導する「呼吸」のような役割を果たしてくれます。
③見出しや説明文など「文字の大きさの強弱」を意識する
全ての文字が同じ大きさだと、どこが重要なのか判別できません。タイトルは大きく、本文は読みやすく、補足は小さくといった具合に、文字の大きさに強弱(ジャンプ率)をつけましょう。 上品さを出したいときは「明朝体」、親しみやすさや元気な印象を与えたいときは「ゴシック体」というように、内容に合わせて使い分けるのも素敵ですね。
④文字よりも「写真」の方が目を引くことを忘れない
文章だけでは伝わりにくいことも、写真やグラフを添えるだけで理解度が格段に上がります。写真は単なる飾りではなく、それ自体が一つのコンテンツです。内容に合った、生き生きとした表情の写真を大きく使うことで、誌面全体がパッと明るくなり、読者の興味を引くことができます。
⑤何を載せたいかの目的をもって「情報を引き算」しよう
取材で得た情報をすべて載せたい!という気持ちは、本当によく分かります。わたしもいつも、伝えたいことが多すぎて文字数オーバーをしていました。しかし、情報を詰め込みすぎると、結局何が言いたかったのかがぼやけてしまいます。本当に伝えたいことを絞り込み、不要な装飾や長すぎる文章をそぎ落とす「引き算」の考え方が、結果として読みやすさにつながります。
訴求内容別!おすすめテーマ事例5選
ここからは、具体的な記事のテーマに合わせたおすすめの事例をご紹介します。ラフ画を書く際の参考にしてみてくださいね。
■事例1:想いを届ける!代表メッセージ
目的は、経営方針やビジョンを社員に浸透させ、信頼感を醸成することです。 代表の写真を大きく使い、その横に力強いキャッチコピーを配置しましょう。縦書きの「N型」レイアウトにすると、新聞のような権威性と信頼感が出て、じっくり読ませる雰囲気が作れます。
■事例2:親近感がアップ!部署・職場紹介
他部署の業務への理解を深め、社員同士のコミュニケーションを活性化させるのが目的です。 ここでは写真をメインにした「コラージュ風」のレイアウトがおすすめです。堅苦しい整列写真だけでなく、笑顔の作業風景などを散りばめることで、その部署の空気感が伝わりやすくなります。吹き出しを使って社員の「生の声」を載せると、より親しみやすさが増しますよ。
■事例3:一目でわかる!新製品・プロジェクト特集
新しい取り組みの内容を正しく理解してもらい、社員のモチベーションを高めるための記事です。 横書きの「Z型」を意識し、左上にインパクトのあるメイン写真を配置します。工程や流れをフロー図にしたり、メリットをアイコン化して並べたりすることで、複雑な内容も直感的に理解できるような構成を目指しましょう。
■事例4:自分事になる!活躍社員インタビュー
成功事例や失敗からの学びを共有し、個々のスキルアップや帰属意識につなげます。 あえて大きな余白を設けた中に、ハッとさせるような短いキャッチコピーを配置するレイアウトが効果的です。文字を写真の上に重ねる場合は、写真の構図を活かしつつ、可読性を損なわないように配置を工夫しましょう。
■事例5:パッと見て楽しい!イベントレポート
社内イベントの盛り上がりを共有し、一体感を高めるのが目的です。 規則正しい並びではなく、写真を斜めに配置したり、重ねたりして動きを出す「躍動感のあるレイアウト」が似合います。カラフルな配色も効果的ですが、あまり色を使いすぎると散漫になるので、アクセントカラーを決めて統一感を出すのがコツです。
最後に:楽しんで作ることが一番の秘訣
レイアウトやデザインには難しい専門用語もたくさんありますが、一番大切なのは「読者にこの情報を楽しんでほしい」「会社の魅力を伝えたい」という皆さんの熱意です。
まずは、自分が「素敵だな」と思う雑誌や他社の社内報を眺めて、良いなと思ったレイアウトを真似してみることから始めてみてください。最初は手書きのラフ画で試行錯誤する時間も、きっと楽しいはずです。
皆さんが楽しみながら作った社内報は、必ず社員の皆さんの心に届きます。今回ご紹介したポイントを、より良いコミュニケーションを生むためのツールとして活用していただけたら嬉しいです。一緒に、読まれる社内報づくりを頑張っていきましょう!
社内報の担当だったからこそ、わかる悩みがあります。
社内報担当だったからこそ、ひとりで悩む気持ちがわかります。
ネタ不足、原稿回収、読まれない不安…。
まずは今の状況をお聞かせください。

